腰痛対策のガイドライン
子供と同じ目線で会話をしたり、子供がやることを手伝ったりする保育士の仕事は腰痛がつきものです。
腰痛は保育士の職業病と言われていて、ほとんどの保育士が一度は経験していることです。
その腰痛を対策するためにはガイドラインが必要だと思います。
多くの保育園は腰痛対策のガイドラインを作っていないと思うので、ここでまとめていきます。
保育士の仕事をするときに自分の体を壊してしまわないように、参考にしてみてください。
腰痛対策のガイドラインを作るために、腰痛対策の基本から調べてみました。
・中腰の姿勢はとらずにしゃがんで仕事をする
・立ったり座ったりするときは垂直に上半身を移動させる
・デスクワークの時は正しい姿勢で行う
・立っているときは片方に体重をかけないでまっすぐ立つ
これが腰痛対策の基本となります。これをしっかりやっておくと、腰痛になる確率がかなり減ると思います。
私は保育士のときにこの方法を実践するようになってから、腰痛になることが減りましたよ。
腰痛対策には運動が必要
腰痛対策をするためには、姿勢やしぐさに気を付ければいいというわけではありません。
下半身に筋肉をつけることで、腰痛になる可能性が劇的に減ると思います。
腰痛対策をするためには、下半身を強化する必要があります。
足腰を強化すると、それだけで腰への負担が軽くなって腰痛になりにくくなるのです。
下半身を強化するための筋トレは、わざわざジムに通う必要はありません。
スクワットを毎日無理のない範囲でするだけで、簡単に下半身を強化すると効果が期待できます。
スクワットのやり方は、「肩幅に足を開く→両手を頭にのせる→膝を曲げて上半身を垂直に下ろす→
膝が90度に曲がったら1秒止まる→膝を伸ばす」という方法です。
すべての動作をゆっくり深呼吸しながらやると、効果が出やすいです。
大切なのは回数をたくさんやることではなく、丁寧にやることなので回数は少なくてもOK。
私は毎日15回から初めて、今では毎日30回できるようになりました。
ほかにも腹筋・背筋がありますが、腰を痛めているときにはよくありません。
また、寝ながらできる筋トレもあるので試してみてください。
寝ながら下半身を強化する方法は、「自転車こぎ運動」です。
床やベッドに寝ている状態で、自転車をこぐしぐさをするのです。
床に寝て下半身をあげて両手で腰を支えます。
その体制から、自転車をこぐしぐさを1分間続けてください。
これは最初はきついのですが、だんだん慣れてきて3分くらいできるようになりますよ。
サプリメントで腰痛を緩和する方法はよくない
筋トレで腰痛対策をしたり、姿勢で腰痛対策をする以外にも腰痛対策はあります。
それはサプリメントを飲み続けるという方法です。
腰痛を緩和するサプリメントを飲み続けることで、腰の痛みを緩和することができるのです。
でも、これは腰を強化しているのではなくサプリメントの作用で腰に痛みが出にくくしているだけ。
飲み続けないと腰がすぐに痛くなってしまうから、体は一向に丈夫になりません。
ですので、筋トレで腰が痛くならないようにするしかありません。
スクワットは毎日続けることが大切なので、疲れている日は5回くらいでも大丈夫です。
毎日やり続けて、下半身を強化しましょう。
経済的に余裕があるならパートに切り替えるという方法も
もしあなたが既婚者などで経済的に余裕があるなら、保育士の仕事を正職員からパートに切り替えるという
方法もあります。それなら腰への負担が軽くなりますよ。
保育士で腰痛持ちな人はたくさんいます。
しかし、ほとんどの人は生活のために働き続けています。
私も独身なので、ほかに養ってくれる人がいないから働くしかなくて保育士を続けていました。
でも、限界が来た時に「実家に戻って数か月間だけパートで保育士を続けながら今後のことを考える」と
いう方法も考えましたが、実家が特別お金持ちというわけでもないので諦めました。
最終的に保育士を辞めて、事務員へ転職したのですが、あなたが既婚者などで余裕があるなら、パートに
なることもできると思います。もちろん、保育園側の都合もあるので折り合いがつかないかもしれませんが、
いきなり保育士を辞めてしまうよりは、パートで様子を見る方がいいと思うのです。
パートで働く時間を減らしたら、腰痛が改善する可能性もあります。
保育士のパート勤務は、午後2~3時間なので腰への負担はかなり軽くなると思います。
パートにして腰痛が軽くなっても、正職員に復帰したら悪化してしまう…ということは考えられますが、
それでも急に好きな保育士を辞めることになるよりはいいと思います。
私は、腰痛や先輩保育士たちのいじめで保育士を辞めることになりました。
今の仕事に不満はないし、腰の痛みも治ったのでですが、もう少し保育士を続けたかったという気持ちもあります。
後悔しないためにも、いきなり保育士を辞めるよりも臨時職員やパート職員になるという方法がいいでしょう。
パート勤務の保育士求人は、保育士専用サイトで探すことができます。
保育士事情をよく知っているコンサルタントが相談にのってくれるから、転職の不安も軽くなりますよ。