
【質問】 保育所の面接があるので、アドバイスをお願いします。
私は、30代の女性です。 これまで、児童養護施設で6年間働いていました。 その後、結婚して、2人の子育てをしています。 その間、事務職をやっています。
今度、また、保育士として働きたいと思いました。 それで、ある保育所の面接を受けるのです。
なぜ、保育所で働きたいか。 ウチの子供を迎えに行ったとき、感じたのです。 他の子供も可愛い。 いっしょに、遊びたい、お世話をしたい。 こういうことなのです。 これを、率直に、面接で言って、いいのでしょうか。 あまり率直過ぎて、逆効果になるでしょうか?
もちろん、大切な発達段階にある子供の世話です。 保育士の仕事は、やりがいがあると思うのです。 これを言えば、あまり公式過ぎて、逆効果になるでしょうか?
私の熱意を面接で示すには、どうすればいいでしょうか? 皆様、どうかアドバイスを下さい。 お願いします。
■基本的な志望動機の書き方
まず、基本的な志望動機の書き方は以下のとおりです。
1.この職業を志望したきっかけを書く
質問者様の場合は、6年の保育士勤務があること、 お子さんのお迎えで「また働きたい」と思ったことですね。
2.どのようにこの職業を思うか 子供たちの大切な発達段階の成長を手助けしたいことを書きます。
3.なぜ、この保育園で働きたいのか 質問者様の志望動機には、このポイントがありません。 再就職を希望する保育園の長所や気に入ったところ、共感した ところを明記しましょう。
質問者様の保育士としての経験の豊富さ、志望動機はとても 素晴らしいです。
しかし、一番大切なこの保育園を希望する理由がありません。 これがあるのとないのとでは大違いなのです。
質問者様が求人情報などを見てその保育園のどこに惹かれたのか、 素直に書きましょう。
「保育士に対する姿勢が自分の保育に対する考え方と合って いたから」「保育士に対する待遇がよいから」など。
どのような理由でも構いません。 自分の考えを書きましょう。
志望動機は、「きっかけ」「どう思うか」「なぜその保育園か」という 3段階の構成になっていることが理想です。
では、ここから質問者様の志望動機をまとめた例をご紹介していきましょう。 どのようにまとめ直せばいいのでしょうか?
■志望動機の訂正例をご紹介!
「児童養護施設で6年間保育士を務め、結婚・出産を機に退職しました。
その後、2人の子供を育てながら8年間事務をしていましたが、 子供たちを保育園へ迎えに行った時、自分がかつて働いていた 保育園という場がとても魅力的に見えました。
保育士は、子供の発達段階を手助けすることができる素晴らしい 職業です。自分自身の子育て経験を貴社の保育園でしたら生かせる と思い、志望しました。」
このような雰囲気でまとめられると、相手も読みやすく、志望 動機も伝わりやすいでしょう。
そして、ブランクのある保育士さんでも募集している保育士の 求人情報は多くあります。
ここからは、他のブランクのある保育士でもOKな求人情報を いくつかご紹介していきましょう。
給与や待遇、保険などを比較してみてください。ご自身が希望 されている求人情報がどれくらいの好条件なのかが良くわかります。
■ブランクがある保育士さんでもOKな求人情報の一例
「台東区 保育園担任業務」 正社員雇用の保育士の求人情報です。
勤務形態・・・正職員 仕事内容・・・担任業務、補助業務 勤務地・・・台東区 アクセス・・・都営浅草線 蔵前駅 給与・・・月給195,000円~ 週よ・・・年2回 勤務時間・・・7:00~20:00 休日・・・シフト制、日曜日 待遇・・・昇給、賞与、交通費支給、退職金、育児休暇、 産前産後休暇 社会保険・・・雇用保険、厚生年金、健康保険
こちらの求人情報は、ブランクの長い方でも応募することができます。
残業が少なく、年齢も不問、マイカ―通勤にも対応してくれるので、 とても働きやすい保育園です。
短期・短時間の勤務でもOKとなっています。
また、駅のすぐ近くにある保育園ですので、雨の日でも らくらく通勤することができます。
「にじいろ保育園 柴崎」 パート雇用の保育士求人情報です。
給与・・・時給1,050円~1,200円 アクセス・・・京王線 柴崎駅 徒歩5分 勤務日数・・・週5日程度 勤務時間・・・7:30~20:00、7:30~12:30、 14:00~19:00、15:00~20:00 休日・・・週休2日制、日曜日、祝日、年末年始、有給休暇あり 待遇・・・社会保険完備 手当・・・通勤手当、資格手当 昇給・・・年1回 マイカー通勤・・・不可
2011年いオープンしたばかりの新しくてきれいな保育園です。 定員は80名となっています。
ブランクのある保育士さんでも気軽に応募することが できる求人情報です。
■保育士の復職に必要なもの
保育士の復職には、とても大切なことが、二つあります。 どのようなことなのでしょうか?
まず、保育士は、体力勝負の仕事です。 保育士に復帰して、体力がすぐに戻る人はなかなかいません。
事前にランニングを少ししたり、運動をしておくと体力の回復が早まります。
また、保育園によって、子供たちを保育する姿勢やシステムが 大きく違います。
「前の職場ではこうだった」などのこだわりは捨てて、新人になった つもりで一から吸収していきましょう。
ブランクのある保育士さんに求められるものは、実は、保育士として のスキルではなく、柔軟性なのです。
早く新しい保育園の雰囲気に馴染むことを目標に頑張っていきましょう。 保育園は柔軟性のある保育士さんアンらブランクがあっても歓迎してくれます。